広報誌みほん
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2016-17年度国際会長ボブ・コーリューLION2017年3月号ChancellorBob CorlewLionsClubsInternationalPresident※「国際会長メッセージ」の原文は国際協会公式サイトに掲載されていますhttp://www.lionsclubs.org/EN/who-we-are/our-leaders/presidents-message.php私がもっと若かった1960年代には、変革の風が吹いていました。とはいえ、そうした風は常に吹いているものです。ジョン・F・ケネディ大統領は、「変化とは人生の法則である。過去と現在しか見ない人は、確実に未来を見失う」と述べています。従って、私たちは必然的な変化に対応しなければなりません。それを「方向性を持った改革」と表現しましょう。私たちは、世界を良い方向へと変える必要があるのです。ライオンズクラブ国際協会は方向性を持って変わりつつあり、新たな奉仕プラットフォームを推進しています。従来の取り組みは今も意義深く、私たちは今後も失明者を援助し、青少年を支援し、クラブが行っている数々の活動を続けていきます。私たちのグローバル奉仕の新たな枠組みとなるのは次の五つの分野で、私たちは視力保護に加えて糖尿病の管理、小児がんへの対応、環境保全、飢餓の防止にも取り組むことになります。糖尿病に関する活動は特に重視されます。糖尿病による弊害は先進国でも発展途上国でも急速に広がっており、ライオンズは認識を向上させ、検査・治療プログラムを拡大していくことになります。また、環境への取り組みも大きく強化します。これは若いライオンやレオとって実に重要なことであり、水と空気の浄化、衛生の改善、自然エネルギーの利用拡大といった活動が対象となります。視力に関しては、失明者を援助し、眼科診療所や病院の建設を続けることに加えて、視覚障害者も支援します。私たちは児童の眼科検査を拡大し、黄斑変性、糖尿病性網膜症、緑内障など、深刻化している問題により多くの資源を投入します。青少年への支援についても、私たちは奉仕への共鳴を促していきます。特に重点を置くのは小児がんです。悲しいことに現在は、患者の生存率がわずか10%という国々もあります。このグローバル奉仕の新たな枠組みは、綿密な調査とライオンズ、レオの幅広い意見に基づき選ばれました。そのため、ライオンズとレオの関心と能力にかなったものであると、私たちは確信しています。私たちの目標は2021年まで毎年2億人に奉仕することであり、これは人道奉仕のインパクトを現在の3倍にするという壮大な計画です。しかしご存じのように、過去に目標の達成を求められた時、ライオンズは必ず設定したゴールを打ち破ってきました。世界はめまぐるしく変化しています。ライオンズは自ら変化し、奉仕の焦点を新たにすることによって、それらに対応していきます。次なる奉仕の世紀は私たちの組織の規模と活動の範囲を大きく拡大させ、ライオンズは善を尽くす最も強力な奉仕組織であり続けることになるでしょう。4次なる世紀への新たな奉仕プラットフォームA Message From Our President

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