広報誌みほん
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1月17日、東京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで、文部科学省主催のキャリア教育優良校表彰があり、ライオンズクエスト・プログラム実践校の富山市立大泉中学校が受賞校に名を連ねた。これは、キャリア教育の充実発展に尽力し、顕著な功績が認められた学校等に対し、文部科学大臣が表彰することにより、キャリア教育の充実を促進することを目的としている。大泉中学校の受賞理由は「キャリア発達を踏まえ、ライフスキル教育を実践して10年、総合的な学習の時間に、年間1年生当て、各学年がその発達段階に応じたプログラムを実践し、キャリア発達の基盤となる能力や態度の育成に努めている」こと。大泉中学校は、富山昭和ライオンズクブ (ラ嘉藤肇会長/105人)の支援で、2007年からライオンズクエスト・プログラムを導入。富山昭和ライオンズクブ はラ、校内研修会やワークショップの開催といった活動の他、プログラム説明員制度を考案して普及を促進したり、13年には情報共有を図るためにライオンズクエスト・フォーラム全国大会を開催したりといった新たな取り組みを実施し、同校のライフスキル教育をサポートし続けてきた。今回の受賞に当たって、大泉中学校の山木恵一校長と、嘉藤会長は次のように話している。「富山昭和ライオンズクブ 様ラに10年間継続してご支援頂いたことが、今回の表彰となりました。大変感謝しております。今後もご支援お願い致します」(山木校長)「10年にわたり支援してきたライフスキル教育が、文部科学大臣表彰という形で認められたことは歴代会長、委員長はもとより、全会員の誇りであり、これを励みに、今まで以上に普及活動にまい進していく所存です」(嘉藤会長)青少年に世界の平和の重要性について考え、そのビジョンを描く機会を提供するライオンズ国際平和ポスター・コンテストが、来年度で30周年を迎える。1988‐89年度に始まったこのコンテストは、ライオンズクラブの目的の第一項にある「世界の人びとの間に相互理解の精神をつちかい発展させる」という思想に基づいて始まったプログラムだ。記念すべき第1回大賞を授賞したのは、奇しくも内戦下のレバノンに生まれ平和を知らずに育ったムスタファ・タワジー君だった。授賞式では当時のオースティン・ジェニングス国際会長が、次のようにこのコンテストの意義を語っている。「世界の人々の間に相互理解の精神をつちかう──その努力の一端として、この国際平和ポスター・コンテストの構想が生まれました。つまるところ、相互理解は子どもたちから始めるにライオンズクエスト・プログラム導入校に文部科学大臣表彰ポスター・コンテストLIONS NEWSCASSETTE2013年のライオンズクエスト・フォーラムにおける大泉中学校の公開授業LION2017年3月号35時間、2・3年生は各20時間の合計75時間を30周年を迎えるライオンズ国際平和ライオンズ・ニュース・カセット34

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