広報誌みほん
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ライオンズの創設者メルビン・ジョーンズは、世界を変える先見の明の持ち主でした。しかし、そんな彼でも、世界を根底から覆すような現代のテクノロジーの姿は、想像していなかったでしょう。 では、ますますデジタル化していくグローバル社会の中で、共同体、奉仕、絆、地域を変える影響力、そして人と人とのつながりといったライオンズの伝統を損なわないようにするためには、どうしたらよいのでしょうか。その答えは、私たちの創設者が握っています。1917年、メルビン・ジョーンズは、シカゴ中から集まった男性たちに次の言葉を投げ掛け、世界最大の奉仕団体の基礎を築きました。「意欲、知性、熱意によって成功を収めた者たちが、その能力を地域社会の改善のために活用したらどうなるだろう? 他人に尽くすことから始めるのでなければ、人生の大は成し遂げられない」奉仕だけでなく人についてもよく理解していたメルビン・ジョーンズは、確固たる人脈を築き上げ、地域に影響力を持つキーパーソンたちの力を借りて、世界中で会員を増やしました。何より、彼は「人々が何を必要とし何を求めているか」の理解に基づき、同じ理想を持った世界中の人々をつなぎました。それが、私たちが今日目にしているグローバル奉仕のムーブメントに大きな力を与えたのです。とは、かつてないほど容易になりました。モバイル端末の台数は48億をそして現在、人と人がつながるこ突破、利用出来るデジタルのコミュニケーション手段は数十種類にわたり、地球上のどんなに離れた場所でも連絡の取れない所はありません。毎分、240万件以上のグーグル検索、70万件のフェイスブック・ログイン、278万回のユーチューブ動画再生が行われています。 成功を生んだ古い名言にデジタルの息吹をメルビン・ジョーンズは正しかった特集:LCIフォーワード(*国際協会指定記事)LION2017年3月号30

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