広報誌みほん
27/60

この実績を当たり前のように考えてはならないボランティアの状況は変化していLCIフォーワードによる対応全ては遠い昔、ごく小さなアイデアから始まりました。1世紀前にシカゴの街でメルビン・ジョーンズがまいた一粒の種は、世界200余りの国と地域に4万6千のクラブと140万人の男女を擁する地球規模のネットワークへと成長し、今も拡大を続けています。ライオンズは過去100年間、あまり例を見ないことを成し遂げました。つまり、生き抜いてきたということです。ライオンズが今も存続しているのは、その仕事が無数の人々にとって極めて重要であるからです。私たちはライオンズとして大きく進歩してきましたが、達成出来ること、変えられる人生はまだ数多く残されています。それでは、どこから始めればよいでしょう? それは今日、ライオンズと他のあらゆる奉仕組織が直面している世界規模の変化に対応することです。そして、それは根本的な変化です。発的なボランティア(継続的ではな現代の人々にとって、自らの社会に貢献する選択肢はかつてないほど増えています。X世代(1960年代初頭〜70年代生まれ)やミレニアル世代(80年〜2000年頃生まれ)は、ボランティア活動への姿勢がそれ以前の世代とは異なっています。忙しい生活を送っていると、何をするにも時間が少なくなり、ボランティア活動も同様です。また、グローバル化によって世界中で人口動態の変化が進み、社会にはあらゆる年齢、ません。ますます多くの人々が、自性別、人種、宗教の人々が入ってきます。従って、誰もがライオンズに居場所を持てるようにしなければなりません。私たちは長期的な成長と成功に向けて態勢を整えられるよう、ボランティア活動の世界的な変化を導いている以下の問題に集中的に取り組んでいくことにしています。く断続的なボランティア)は、世界中でボランティアを志す人の最も一般的な在り方となっています。つまり、ボランティアを参加させ、奉仕への意欲を持たせ続けるには、私たちは柔軟性を高める必要があるのです。「目的」対「組織」──1970年代までは、人々は一般に組織に加わり、長くメンバーとしてとどまりました。しかし、もはやそうではあり分の支援したい特定の目的や使命によって広く知られた組織でない限り、能力を持たねばならず、そのために組織に加わるよりもその目的を直接支援したいと考えるようになっています。ボランティア活動に最大の影響を及単発的なボランティア活動──単テクノロジーの変化の影響力──ぼしているのは、急速に変化するテクノロジーです。人々は現在、スマートフォンでボランティアの機会を探し、オンラインで目的を支援し、資金集めや認識向上までインターネット上で行えます。人々を奉仕によって結び付ける上で、テクノロジーは重要な役割を果たすことになるはずです。地球規模の変化に対応するにはビジョンが不可欠です。全体像をつかみ、変化を予測し、それに適応するはLCIフォーワードのような戦略計画が必要です。LCIフォーワードでは、マーケティング戦略を取り入れ、新たな奉仕モデルを構築しています。これら変わりゆく全世界のボランティアを取り込むことで成功を確実に成長の種をまこうLION2017年3月号る27

元のページ  ../index.html#27

このブックを見る