広報誌みほん
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私たちの次なる100年を定義2015〜17年長期計画委員会: ボブ・コーリュー国際会長、山田實紘前国際会長、ナレシュ・アガワル第1副会長、グッドラン・イングバドター第2副会長、ジュンヨル・チョイ第3副会長、ジョー・プレストン元国際会長、ジョセフ・L・ロブレスキー元国際会長、G・S・ホラ国際理事、エリック・カーター元国際理事、クローデット・コーネイ元国際理事、ダグラス・A・ロジアー元国際理事メルビン・ジョーンズが100年前に世界と分かち合った奉仕の精神は今も生き続けています。しかし今日では、1917年当時の世界を思い描くことはほとんど不可能でしょう。馬や馬車が通りを行き交い、マスコミの主流はラジオと新聞で、人々は地域社会で直接顔と顔を向かい合わせてつながっていました。今では自動運転車の登場も間近となり、インターネットがグローバルな情報共有ネットワークを構築し、世界中の人々がソーシャルメディアや携帯電話によって結び付いています。デジタル化時代が産業化時代に取って代わり、そのことが、人々の奉仕する方法をも変えつつあります。人々は新しい方法で寄付をしています。例えば、ハイチでは大地震の直後から毎秒1万件のテキスト・メッセージ募金が寄せられました。人々はモバイル技術を使って奉仕の機会を探しています。2020年までには世界の人々の80%がスマートフォンを持つことになるでしょう。更に、フェイスブックなどのソーシャルメディアとなると、総訪問者数は毎月1億7千万人に達しています。ズを調査するためにも役立っていま人々は新たな方法でボランティア活動をしています。単発的なボランティア(継続的ではなく断続的なボランティア)は、世界中で人々が奉仕する最も一般的な方法となっており、これはライフスタイルが変化したこと、また組織よりも目的を支援しようとする傾向が高まっていることによるものです。そして今、ボランティアはこれまで以上に必要とされています。法を変えただけでなく、私たちに対するグローバルなニーズの高まりを明確に把握させてくれました。また、世界がリアルタイムでデータを集めて共有し、現在の新たな人道的ニーす。私たちは携帯電話の画像、ビデオ、ソーシャルメディアを通じて被害を受けている地域社会の様子を知り、苦しんでいる男性、女性、子どもたちの顔を見ることが出来ます。その苦しみは世界、そしてライオンズに、立ち上がり行動することを訴テクノロジーは人々が奉仕する方え掛けているのです。それでは、刻々と変化する世界の状況に対応するため、ライオンズはどのように変わればよいのでしょうか? どうすれば、各地域社会と世界の高まるニーズを満たすことが出来るでしょうか? また、世界からどのように見られたい、自らをどのように見たいと思うでしょうか?ライオンズは100年の間、他に例を見ないような奉仕に取り組んできました。この奉仕の1世紀をたたえるには、私たちはかつてなく大きな夢を持たねばならないと気付きました。そして、変化する世界の高まるニーズを満たすには、将来への意欲的な目標を立てる必要があることも知りました。ライオンズがその人道的インパクトを2倍、あるいは3倍に高めたとしたら、世界がどのように変わるか想像してみてください。更に何百万人が失明から救われ、貧困から抜け出すことになるでしょうか。予防可能な疾病にかからずに成長する子どもたち、あるいは学び、微笑み、希望を抱き、成功する機会を与えられる子どもたちは、どれほど増えるでしょうか。LCIフォーワードを通して次なる奉仕の100年に対応するためのライオンズの計画奉仕の今後の進化特集:LCIフォーワード(*国際協会指定記事)LION2017年3月号20

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