広報誌みほん
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が読まれると、会場のあちこちで札が飛ぶ。団体戦はチームに与えられた50首を17、16、17枚に分け、それぞれの前に並べる方式だ。自分が取れるのは自分の前の札か、正対する相手の札のみ。つまり、自分の前に並ぶ札が読まれないことも多い。それでも試合中は集中をし続けなければならず、気力と体力を激しく消耗する。競技自体の運営は益田市かるた協会にお願いしているが、メンバーたちも休んではいられない。ライオンズでは昼食を提供し、受付や成績管理などの雑務をこなして子どもたちが普段の力を発揮出来るよう気を配っている。百人一首や和歌に対して強い情熱がある、この益田という地域。ライオンズとしても先人たちの思いを引き継いでいく必要があると考えている。今後もかるた大会を継続し、子どもたちに日本の伝統文化に触れるきっかけとなるような大会運営をしていく予定だ。(取材/井原一樹 撮影/関根則夫)LION2017年3月号高齢者の部も実施。それぞれ真剣勝負だ13

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