広報誌みほん
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島根県益田市は歌人柿本人麿の終焉の地として知られており、取り札を瞬時に払う瞬発力、ど百人一首を用いた競技かるたが盛んな地域だ。「畳の上の格闘技」とも評される競技かるたは、は1983年のこと。島根県がの場所に何の札があるか、どの歌がどの札に対応しているかを覚える記憶力、長時間に及ぶ試合で気持ちを切らさない精神力が必要となるなど、その優雅なイメージとは裏腹に過酷な競技である。1月29日、益田市民学習センターで益田ライオンズクブ (ラ井藤章雄会長/53人)が主催する第実施された。参加したのは小・中・高校生を中心とした123人。インフルエンザの影響で人数が減ってしまったが、参加者はそれぞれ練習の成果を見せようと気合い十分だった。クラブがこの事業を始めたの柿本人麿にゆかりがある益田市に万葉公園を作ったのがきっかけだった。それから毎年同じ時期に実施している。益田ライオンズクブ でラは他にもスーパー神楽など日本の伝統文化に親しめるような事業を展開している。これは、グローバル化が進む今だからこそ、日本の伝統文化を知った上で、他国の人と文化交流をしてほしいという願いからだ。内にいる人たちが動きを止める。メンバーもこの思いを胸に、精力的に動いている。今回の大会は3人1組で行う団体戦と、初心者向けの「五色かるた」を用いた個人戦の2種類が用意されている。競技かるたは一瞬で勝負が決まるため、読手が札を読んでいる間は会場その厳かな雰囲気の中、上の句CLUBREPORT35回柿本人麿万葉かるた大会が336-D地区島根県・益田ライオンズクラ厳かな雰囲気で真剣勝負万葉かるた大会開催ブ ライオンズは昼食も提供LION2017年3月号12

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